【MLB】ドジャース 7—10 ツインズ(7月22日・日本時間23日/ロサンゼルス)

【映像】緊張走った“気迫のヘッスラ”

 ドジャースが劇的なサヨナラ勝利をおさめた前日のツインズ戦で8回、得点差が広がる中、フリーマンの“気迫の帰塁”が注目を集めた。

 5-9とドジャースが4点を追う展開となった8回裏、フリーマンは先頭打者として打席に立ち、ツインズの4番手ミシェビッチから四球を選んで出塁。この回の反撃ムードをつくるかと思われた矢先、相手バッテリーがすかさず一塁へ牽制。ベースへ飛び込んだフリーマンに対し、判定はアウト。だがすぐさまフリーマンがチャレンジを要求した。

 リプレー映像では、フリーマンが相手のグラブをギリギリでかわし、左手小指で一塁ベースに触れていたことが確認され、判定はセーフへと覆った。勢いあまってヘルメットが飛ぶほどの気迫を見せたその帰塁には、実況・解説陣も思わず反応。

 この試合の実況を務めたDJでナレーターの福ノ上達也氏は「このあとよく指耐えてますね。よく耐えましたよあの指」と、そのしなやかさと執念に驚きを口にした。実はこの左手は、20日(同21日)のブリュワーズ戦で死球を受けて負傷した箇所。球団からは「左手首の打撲」と発表されていたが、今回のプレーではその手を使って帰塁した形となった。

 中継の視聴者からも「さすフリ」「フリーマン神業」「フリーマンのプロ意識凄い」と、フリーマンの気迫を称賛の声が続出すると同時に、「フリーマンの手が心配!」「フリーマンもうケガしないで〜」「セーフやけどあぶないなほんま」「素手は危ないよ」「ケガは気をつけてくれ」など、負傷箇所を心配する声も多く上がった。

 フリーマンは翌日・日本時間24日の試合に「4番・一塁」でスタメン出場し、9回に劇的なサヨナラタイムリーを放ったが、怪我人が相次ぐチーム事情の中、その前日にドジャースの柱を襲ったあわやの場面だった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)