アメリカのトランプ大統領が25日、イギリス北部スコットランドに到着しました。トランプ氏の訪問に備え、現地では厳戒態勢が敷かれています。

【映像】“厳重”な警備態勢(現地の様子)

「(スターマー首相は)米国と貿易協定を締結した。イギリスにとっていい協定だ。そして明日の夕方、彼と会う予定だ」(トランプ氏)

 トランプ氏は到着後、イギリスのスターマー首相との会談予定を明らかにしました。

 また、29日にかけてスコットランドを訪れ、西部の村ターンベリーに所有するゴルフ場などを視察する予定です。ゴルフ場の周囲にはフェンスが設置され、周辺の道路が封鎖されるなど厳重な警備態勢が敷かれています。

 トランプ氏が2018年にスコットランドを訪れた際は各地で抗議デモが起きました。現地メディアによりますと、地元警察だけでは対応できないため、イギリス全土から警察官が応援に入り、約5000人体制で警備にあたるということです。

 また、訪問中、通常業務を担う警察官が不足するため、軽微な事件の裁判では警察官への尋問を取りやめるなど影響が広がっています。(ANNニュース)