【AFP=時事】英国のミュージシャン、オジー・オズボーンさんが22日、76歳で死去した。家族が発表した。オズボーンさんは今月、英ロックバンド「ブラック・サバス」のフロントマンとして、キャリアを締めくくる最後のステージに登場したばかりだった。

1948年12月3日、バーミンガム生まれ。本名はジョン・マイケル・オズボーン。2019年にパーキンソン病と診断されていた。

家族は声明で「言葉では表現しきれないほどの悲しみをもって、今朝、私たちの愛するオジー・オズボーンが亡くなったことを報告します」と発表した。

「彼は家族に囲まれ、愛に包まれていました。この時期、私たちのプライバシーを尊重していただくようお願いします」とも述べた。

ブラック・サバスの公式インスタグラムには「Ozzy Forever(オジー・フォーエバー)」との投稿があった。

ステージ上でコウモリの頭を噛み切るという語り草となった行動でも知られる「闇の王子」オズボーンさんの訃報を受け、世界中から哀悼の声が寄せられている。

英歌手エルトン・ジョンさんは「ロックの神々の殿堂にその名を刻んだ大きな先駆者であり、真の伝説」と称賛し、「彼はまた、私がこれまでに会った中で最も愉快な人物の一人だった。彼がいなくなるのは本当に寂しい」とインスタグラムにつづった。

ローリング・ストーンズのロニー・ウッドさんも「オジーの死を知り、とても悲しい」とコメントした。