和歌山城(和歌山県和歌山市)から田辺市龍神村の龍神温泉に至る江戸時代からあったルート「龍神街道」について、現代のドライブコースとして楽しんでもらおうと、「車でまわる!平成の龍神街道デジタルスタンプラリー」が開催されている。平成の龍神街道魅力発見発信協議会主催。スマートフォンなどの位置情報を使って参加すると、抽選で特産品が当たる。開催は10月末まで。

 龍神街道は、徳川家康の十男である頼宣が、保養地として龍神温泉を利用するため通ったとされ、以降の歴代藩主も通ったと伝えられている。街道が通っている和歌山市、紀美野町、有田川町、龍神村の各観光関係組織でつくる同協議会が、観光促進に活用しようと企画した。
 参加方法は、スマートフォンやタブレット端末でアプリ「スポットツアー」をダウンロードし、計13カ所あるスタンプポイントに到着することで、GPS情報により押印できる。5カ所以上を巡ることでスタンプラリーに応募できる。
 賞品は、和歌山市、紀美野町、有田川町、龍神村の各地域の特産品で、4地域の特産品詰め合わせを贈る紀州徳川賞(1組)のほか、地域別の賞(各2組)がある。押印は10月31日までで、応募締め切りは11月7日。
 問い合わせは協議会の事務局を務める龍神観光協会(0739・78・2222)へ。