2023年9月にアニメが放送されて以降、国内外で数多くのファンを獲得、2026年1月より第2期の放映決定が発表されているアニメ『葬送のフリーレン』。その世界を追体験する企画展「葬送のフリーレン展 〜冒険の終わりから始まる物語〜」が、6月22日、福岡三越で開幕しました(7月21日まで)。

名シーンや名セリフ満載、みずみずしい色彩の物語世界を満喫♪

 展示室のプロローグは、半世紀(エーラ)流星が拡がる真っ青な空間です。

 1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレン、勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイターが、10年に及ぶ冒険の果てに魔王を倒し、冒険の終わりにともに見た景色と、50年の時を経て再会した時に見た景色——その二つの時を象徴する美しい空間の中で、別れや再会、そして、葬送のテーマにつながる、シーンやセリフが印象的に展示されています。

仲間が年老い、勇者ヒンメルの命が尽きるのを目の当たりにする中で、ひとり1000年以上生き続けるフリーレンが感じたこと――新しい冒険にもつながってゆくフリーレンの名セリフが印象的

 勇者ヒンメルの死後、「私はもっと人間を知ろうと思う。」と、再び旅に出ることになったフリーレン。
 第1章「新たな冒険の始まり」、第2章「葬送のフリーレン」、第3章「僧侶と鏡蓮華」、第4章「一級魔法使い試験」と、フリーレンの新たな旅路をたどるように会場構成は進んでいきます。

第1章では、かつての仲間がつないでくれた新しい旅の仲間、
魔法使いのフェルンや戦士シュタルクとの出会いとエピソードが紹介されている
かつての冒険における記憶がときおり顔を出し、新しい冒険を彩り、より豊かにしてくれる
魔族との攻防が描かれた第2章は迫力満点。
ワインレッド×ブルーが効果的に使われた展示空間、巨大画面が展示品や映像をより力強く魅せてくれる
人が人を大切に思うこと、かけがえのない仲間がいるということ――
そういったエピソードや感情を細やかに描き出す「葬送のフリーレン」。
3章では、フリーレンとヒンメルの思い出のシーンが3Dになって登場
一級魔法使い試験を特集した第4章。
個性豊かな魔法使いの面々、多彩な魔法が、試験会場を彷彿とさせる空間で紹介されている

 ここでは紹介できなかったアニメビジュアルメイキング等、創作の秘密にまつわる展示や、透明感に溢れ、ときに禍々しい迫力に満ちたアニメーション上映(巨大スクリーン)等、展示空間でしか味わえない内容がつまった企画展です。最終のグッズショップでは、本企画限定オリジナルグッズも多数販売されています。

福岡会場の限定商品『葬送のフリーレンオリジナルこうぶつヲカシ』税込¥2,592
ルビー色の宝石、蛍石、九州素材の琥珀糖、こだわりの和紅茶のティーバッグが入っている

葬送のフリーレン展 〜冒険の終わりから始まる物語〜