第61回献血運動推進全国大会は16日、仙台市の仙台サンプラザホールで開かれ、功労者表彰で陰山建設(福島県郡山市)が最高賞の昭和天皇記念献血推進賞を受けた。中小企業では初の受賞。
同社は協力企業でつくる昭栄会と共に、1984(昭和59)年から41年間にわたり「愛の献血運動」に取り組んでいる。東日本大震災や新型コロナ禍で多くのイベントが中止になる中でも、会場変更や事前予約の導入などの対応を講じて継続してきた。
大会には陰山正弘社長が出席し、日赤名誉副総裁の秋篠宮妃紀子さまから目録を受けた。懇談の場で紀子さまから「深く感謝します」とのお言葉を受けた。陰山社長は「栄誉に身が引き締まる思い。献血運動に参加してくれた方やボランティアでお手伝いしてくれる協力会社、応援企業などと一緒に受けた賞だ」と喜びを語った。今年の献血運動は今月31、8月1の両日に実施する。
その他の県内の受賞企業は次の通り。
▽厚生労働大臣表彰状=県農業総合センター農業短期大学校(矢吹)藤田建設工業(棚倉)須賀川中央ライオンズクラブ(須賀川)▽厚生労働大臣感謝状=独立行政法人家畜改良センター(西郷)かしま病院(いわき)福島明工社(須賀川)トヨタカローラ福島棚倉店(棚倉)イオンいわき店(いわき)ヨークベニマル棚倉店(棚倉)エースパック福島矢吹工場(矢吹)福島アビオニクス(郡山)