●J1首位奪還を目指す鹿島アントラーズ
明治安田J1リーグ第24節が20日に各地で行われ、鹿島アントラーズはホームで柏レイソルと対戦し、3-2で勝利した。直近のリーグ戦で3連敗を喫していた“常勝軍団”が、5月のガンバ大阪戦以来の白星を獲得。今回の立役者のひとりである舩橋佑は、クラブのレジェンドに言及しながら、自身の責任について語った。(取材・文:元川悦子)
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東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の中断直前にリーグ3連敗を喫し、4位転落を強いられていた鹿島アントラーズ。その間、植田直通と早川友基は日本代表に参戦したが、残ったメンバーは7月16日の天皇杯3回戦・V・ファーレン長崎戦を消化。チャヴリッチと小川諒也のゴールで2-1でJ2の難敵を撃破し、いい雰囲気の中、20日の柏レイソルとのJ1上位対決を迎えることになった。
ご存じの通り、柏はこの時点で首位。リカルド・ロドリゲス監督体制に移行した今季は攻撃の組み立てに磨きがかかり、連動したサッカーを見せている。鹿島としては彼らを叩かない限り、首位返り咲きは見えてこない。鬼木達監督の下、全員が凄まじい一体感と闘争心を持ってこの一戦に挑んだに違いない。
スタジアム名がメルカリスタジアム(メルスタ)に変更された最初のホームゲームということもあったのか、この日はクラブアドバイザーのジーコを筆頭に、アルシンド、石井正忠(タイ代表監督)、秋田豊(高知ユナイテッドSC監督)、昨季引退したばかりの興梠慎三(浦和レッズクラブスタッフ)、遠藤康ら数多くのジェレンドが集結。注目の大一番を見守った。