五十嵐亮太さん「何がかっこいいって“ここぞ”という場面で決まる」

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」に五十嵐亮太さんとT-岡田さんが出演し、7月19日の楽天戦で7回2失点の投球を披露し、両リーグ最速の10勝目を挙げた日本ハム・伊藤大海投手のすごみを語った。

 伊藤は今季すでに4試合で完投しているが、T-岡田さんが「この試合も(投球数が)123球ですよ」と驚きの表情を見せると、五十嵐さんも「すごいね。完投するピッチャーが多いんだけど、先発の中での競争もきっちりできている。こういったピッチャーがいると、中継ぎ陣も嬉しいんだろうなと思う安定感だよね」と評価。続けて、「良いときはもちろん抑えるんだけど、あまり状態が良くないときもしっかり試合をつくっていくからね。それが伊藤大海のすごいところ」と絶賛した。

 これに対して、T-岡田さんが「(特に優れているのは)修正能力なんですか?」と問うと、五十嵐さんは「修正能力もそうだし、気合と根性も入っている」と持論を展開。「言葉で言うと『それだけでやっていけるのか』と思うじゃないですか。でも彼の場合、チームを背負ってやっている気持ちがすごい伝わってくる」とマウンド上での姿勢を称賛した。

 さらに、五十嵐さんは「(自分が)引退してから、ずっと彼のピッチングを見続けているんだけど、何がいつもかっこいいかって、“ここぞ”という決めなきゃいけない場面でしっかり決まる」と力説し、「ピッチャーは、決めようと思ったときに抜ける、引っかけるがありがちなんだけど、彼はあまりない」と伊藤のすごみを熱く語った。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)