コンフォートの不調で外野の一角に不安

 7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限に向けて、ドジャースが大物の獲得に動く可能性が取り沙汰されている。負傷者続出や登板過多でブルペンが厳しい状況だが、米メディアは「左打ちの外野手」に関心を示しているとの情報を伝えている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者とファビアン・アルダヤ記者が25日(同26日)に報じた。ドジャースは打線の核となるムーキー・ベッツ内野手が打率.238となかなか調子が上がらず、6月に絶好調だったマックス・マンシー内野手が負傷で離脱。同記事では、トレード期限に向けて「救援陣」が優先事項であるとしつつも「しかしながら、それによって彼らが打者を探し求める妨げにはならない」と言及した。

 その上で、ドジャースは「左打ちの外野手が理想的」とみており、複数の関係者による情報として、カージナルスのブレンダン・ドノバン内野手に関心を示しているという。ドノバンは内外野どこでも守れ、今季はオールスターにも選出されるなど、ここまで打率.293、9本塁打、42打点をマークしている。

 また、同記事ではツインズのハリソン・ベイダー外野手についても「フィットする可能性ある」と言及。2021年にはゴールドグラブ賞に選ばれた好守が持ち味で、今季は打率.250、12本塁打、38打点を残している。

 オフに1年1700万ドル(約25億円)の契約で加入したマイケル・コンフォート外野手は、ここまで打率.186と不振に苦しんでいる。デーブ・ロバーツ監督は「私は彼(の能力」を信じている。彼が生産性を見せてくれると期待している。それが彼の今考えていることだと願いたい」と復調を期待しているが、果たしてドジャースは打線のテコ入れに動くのか。トレード期限までの動きが注目されることろだ。(Full-Count編集部)