◆米大リーグ ドジャース4x―3ツインズ(23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)、本拠地ツインズ戦に「2番・DH」で出場し、初回に左中間席へ球団最長タイの5試合連発となる37号ソロ。前日に塗り替えたばかりの日本選手の連続試合本塁打記録をあっさり更新した。5本とも中堅から左への異次元のアーチでリーグ単独トップに浮上。1点を追う9回には2死一塁から異例の敬遠で出塁し、サヨナラのホームを踏んだ。シーズン58発ペースと勢いは止まらない。
大谷の放った強烈な打球が左中間席中段に着弾した。初回1死。パダックのカーブを捉えた。打球速度110・3マイル(約177・5キロ)、推定飛距離約134メートルの特大弾は先制の37号ソロ。今季メジャー初となる5戦連発は日本人初で、142年の歴史を誇る名門・ドジャースで球団記録に並んだ。
日本人初の4戦連発から、約15時間後に放ったアーチ。異次元なのは打球方向だ。全て中堅から左翼と、驚がくの“逆方向5連弾”にも「打球方向はあまり関係ないというか、いい角度で上がれば、引っ張っても流してもあまり関係ないのかな」とサラリ。「あまり気にせずに自分の打ちたい球をしっかりスイングすることだけ考えていきたい」と驚異の集中力で覚醒モードに入っている。