日本ツアーで来日しているフランス2部Sランスの日本代表DF関根大輝が26日、山形戦(27日・NDソフトスタジアム山形)の前日練習後、取材に応じ、チームの1部昇格に貢献する決意を示した。今年1月に柏からSランスに加入したが、チームは2部降格。自身の去就について「100パーセント(残留)、と言われるとわからないですけど(Sランスで)やる覚悟はあります。W杯イヤーでもあるので、2部はもちろん苦しい状況ではありますけど、W杯は小さいころからの夢だし、そこを目指してやっていきたい。環境は関係なく、結果を残すことで代表につながると思う」と話した。

 昨季は16位でシーズンを終えると、プレーオフで敗れて2部降格が決定。しかしその後、リヨンが財政問題により降格する可能性が浮上し、Sランスに1部残留の可能性も出てきたが、結局新シーズンは2部で戦うことに。関根は「(リヨン降格による1部残留は)全然期待していなかったです。自力で残留を決められるチャンスが何度もあったのに、それを逃してこういう結果になった。そこはしょうがない。割り切っていました」とうなずいた。

 今ツアーにはFW中村敬斗が体調不良で参加しておらず、日本人はFW伊東純也と関根のふたり。山形戦、30日には伊東、関根の古巣・柏戦、8月2日にはG大阪戦が控える。日本のファンの前でプレーする貴重な機会に加え「チームとして1番のミッションは1部に上がることなので、そこに貢献できるように、まずはプレシーズンでアピールして、スタメンで出続けられるようにしたい」と関根。日本での3試合で結果を残し、右サイドバックのポジションを確固たるものにする。