ASUS JAPANが6月25日に発売した「TUF Gaming A16 FA608PM」は、NVIDIAの最新世代となる「GeForce RTX 5060 Laptop GPU」を搭載したゲーミングノートPCの新モデルだ。
PCに高い負荷がかかり続ける状態でも、安定してパフォーマンスを発揮できるよう設計されている、まさに「TUF」(タフ)さが売りの同シリーズだが、最新世代のグラフィックスカード(GPU)を搭載したモデルでも、そのタフさ、パフォーマンスの高さを発揮できるのか。ベンチマークテストを通じてチェックしてみよう。
●まずは製品仕様をチェック
今回のレビューで使用したTUF Gaming A16 FA608PMは、CPUにAMDの「Ryzen 7 260」(8コア16スレッド)を搭載している。動作クロックは3.8GHz、ブースト時の動作クロックは最大5.1GHzだ。
製造アーキテクチャは1世代前の「Zen 4アーキテクチャ」を採用し、内蔵GPUとして「Radeon 780M」も利用できる。NPUも搭載しているが、「Copilot+ PC」の要件を満たすほどの性能はない。実際、AI関連の処理を行う場合はディスクリートGPUを使った方が高速に処理できるだろう。
GPUはGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載している。同シリーズのGPUの中ではエントリーに位置付けられ、主にフルHD解像度で多くのゲームを楽しめる。ゲームタイトルによってはWQHD解像度でも快適に動作するだろう。