防衛省は24日、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、4〜6月で157回に上ったと発表した。中国機とロシア機への対応がほとんどで、ロシア機は活動が活発化した2013年度以降で2番目に低い水準だったが、同省は依然として高水準での活動が続いているとみている。

 同省によると、中国機への対応は全体の約78%で、前年同期比17回増の122回。ロシア機は同20回減の32回だった。