今年、芸能生活40周年を迎えた中山秀征さん(57)。中山さんといえば、過去には『DAISUKI!』(日本テレビ系)、『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ系)、『ウチくる!?』(フジテレビ系)、現在は『シューイチ』(日本テレビ系)など、数々の人気番組のMCを務めてこられました。長きにわたり芸能界の第一線で活躍できた要因は「人間関係を大切にしてきたからだ」と中山さんは言います。現在発売中の『気くばりのススメ 人間関係の達人たちから学んだ小さな習慣』(すばる舎)の著者でもある中山さんに、人から好かれることを望んでやまないインタビューマン山下が、気配りの極意をお聞きしました。

――最近『気くばりのススメ 人間関係の達人たちから学んだ小さな習慣』というビジネス本を出されたんですよね。

ビジネスマンの方と話していると、昨今コミュニケーションを取るのが非常に難しいと。すごく頭もいいし、仕事もできるんだけれども、会話が苦手だという問題が結構あるみたいなんです。同じ社内にいても、LINEでやりとりして、近くにいるのに声をかけないみたいな。

――最近はそんな時代になっているんですね。

はい。それはなぜかというと、気の使いあいというか、「今話しかけたら迷惑じゃないか」「じゃあLINEで、相手のよきタイミングで見てもらおう」というのが昨今の時流です。それだと人とのコミュニケーションは取れないですよね。「顔を見て話す」「膝を突き合わせる」とか、そういうのが昨今なくなってきているんです。