F1イギリスGPを前に、マックス・フェルスタッペンのレッドブル離脱、そしてメルセデス移籍の可能性が再び注目を集めている。すでに数名のドライバーが見解を示している中、ベテランのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)もこの件について質問され、彼らしい言葉でリアクションした。

 レッドブルで4年連続のドライバーズタイトルを手にしたフェルスタッペンは現在、移籍に向けてメルセデスと接触していると報道されている。メルセデス代表のトト・ウルフがフェルスタッペン陣営と話をしていることは明らかになっているものの、その内容や協議の深さは明かされていない。

 この動きの引き金となっていると考えられるのが、レッドブルのパフォーマンス低下だ。フェルスタッペンはマクラーレン勢に後れをとってタイトル争いからは脱落してしまいそうな状況であり、チームメイトの角田裕毅は下位に低迷しておりコンストラクターズランキングは4番手。一方のメルセデスはカナダGPでジョージ・ラッセルが今季初優勝を挙げるなど、再浮上の兆しを見せているだけでなく、来季からの新規則下では優位性を持っていると噂されている。

 F1で20年以上の経験を誇る最年長ドライバーのアロンソは、ルノーで当時の最年少チャンピオンに輝いた後、マクラーレン、ルノー(アルピーヌ)、フェラーリ、アストンマーティンと、実に様々なチームを渡り歩き、成功と失敗を繰り返してきた。そんなアロンソには、フェルスタッペンに対するアドバイスを問う質問が飛んだ。