横浜流星主演で、数多くの浮世絵や小説を世に送り出したメディア王・蔦屋重三郎の、波乱万丈の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)。7月6日の第26回「三人の女」では、重三郎の母が登場し、ビジネス夫婦だったていとの仲が大きく進展するという展開に。さらにもう一人の「女」には、SNSに同情と励ましの声が多数上がっていた。

■ 1人目は母、2人目は妻、3人目は…第26回あらすじ

日本橋に進出した蔦屋に、重三郎を捨てた母・つよ(高岡早紀)が転がり込んできた。重三郎はつよが髪結いをしている間に、本を売り込むという商法を思いつき、女将・てい(橋本愛)はそれを誰でもできるよう「品の系図」を作ることを申し出る。喜多川歌麿(染谷将太)のアイディアも取り入れて、完ぺきな系図を完成させたていは、置き手紙を残して蔦屋を出てしまい、重三郎は出家しようとしていたていを追いかける。

ていは、自分のようなつまらない女は「江戸一の利者」と言われる重三郎の妻にふさわしくないと、家を出た理由を語る。しかし重三郎は、ていは非常におもしろいし、自分と同じ考えと辛さを持っていて、この先を一緒に歩きたいと思える人だと告白。これをきっかけに、2人は本当の夫婦となった。その一方で歌麿は、新しい本であえて女性の名前を名乗った理由を重三郎に聞かれて「生まれ変わるなら女がいいからさ」と答えるのだった。

■ 「この親にしてこの子あり」蔦重の母、登場