高校時代にがんの一種「骨肉腫」と診断されて右腕の切断という決断を迫られた男性が、自身の経験を踏まえて苦難の乗り越え方や病気との向き合い方についてYouTubeで発信し話題となっています。

YouTubeチャンネルを運営しているのは現在26歳のみやびPさん(@miyabi_udenashi)。16歳で経験した骨肉腫になった時の体の変化について投稿した動画は再生回数1万回超となり、「こうして発信してくれると若いからといって大丈夫じゃないんだと知ってくれる人がふえていいなと思います」「みやびさんの動画を見て何かあればすぐに病院に行かないとダメだなと思うようになりました」などの声が寄せられています。

部活に熱中していた高校時代、いつからか体調不良が…

部活に熱中していた高校時代、いつからか体調不良が続くようになり、集中力がもたない、呼吸が乱れるといった状態になっていたという、みやびPさん。部活やアルバイトによる忙しさが原因で痩せていくのだと思い込んでおり、初めはあまり気に留めていなかったのだそう。

「次第に右腕が痛み始め、時には寝ている最中でも痛みで飛び起きてしまうほどでしたが、それでもがんだとは思わず青紫色に腫れるまで放置してしまったんです」(みやびPさん)

なかなか痛みが治まらなかったため近所の病院を受診すると、すぐに大きな病院で精密検査を受けることになり、「骨肉腫」と診断されることに。みやびPさんは、「16歳でお酒もタバコも当然嗜んではいなかったので、”がん”と自分に言われても、まるで他人事でした」と当時を振り返ります。