1973年の発売以来、日本で長く人気を博した果汁入り清涼飲料水「HI-C」(コカ・コーラ社)。
1999年に新ブランド「Qoo」が発売されたことにより、その後ほどなくして市場から姿を消していたが、なんと北東北ではその復刻版が発売されているようだ。
「自販機で北東北限定のHI-C復刻缶を見かけたので購入。全国的にはQooの登場で業務用以外は1999年に終売されたので知らない人も少なくないと思います。」とその模様をX上で紹介したのはYXS10さん(@yxs10_tss10)。
現在、HI-Cを製造・販売するのはみちのくコカ・コーラボトリング(岩手県)。コカ・コーラ傘下で青森、岩手、秋田の3県を担当する同社が2020年5月にオレンジ、2021年7月にアップルの300ml缶を1991年当時のデザインで復刻発売しているのだ。
YXS10さんにお話を聞いた。
ーー自販機を見かけた場所は?
YXS10:岩手県一関市の東北本線一ノ関駅の駅前、岩渕屋旅館前です。当方埼玉在住で、宮城の気仙沼へ旅行した帰りに途中下車し、駅前を散策していたら偶然発見し、珍しいと思ったので購入しました。
ーーお味はいかがでしたか。
YXS10:私自身は1990年生まれなのでギリギリHI-Cをリアルタイムで飲んだことがある世代ですが、その頃にはポップなデザインに変わっており、1991年当時の黒いデザインには正直なじみがありません。また、小学生の頃は家ではジュース禁止だったのでよく飲んでいたわけでもなく、懐かしいという感覚はなかったです。ただ、昭和レトロな物が好きなので、昔のパッケージデザインは知っていました。味は…普通のリンゴジュースです。
ーー投稿に大きな反響がありました。
YXS10:正直予想外で驚きしかありません。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「なつかしすぎる」
「HI-Cって、あまり見なくなったなぁと思ったら、終売だったのか 」
「ハイシーなつかしい… というかQooも僕の学生時代に登場したから、もう25年にもなるのか…。 Qooも発売当初は大人気で、バカ売れしてたけど、定番ドリンクとして定着した感じ」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。復刻されたHI-Cはインターネット通販でも購入可能。ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)