7月27日(日)は中京・新潟・札幌の3場開催となっている。

■関屋記念で充実期カナテープが重賞初Vに挑む
 新潟7Rは芝1600mの関屋記念(GIII)。カナテープは2走前の初音Sを勝ちOP入りすると、続くGIIIの府中牝馬Sでも2着に食い込み、本格化をアピールした。マイルも問題なく、勢いに乗り初の重賞タイトル獲得を狙う。対するは昨年の秋華賞2着の実績を持つボンドガール、3歳馬でニュージーランドTの覇者イミグラントソングなど。

■東海Sは実績上位のサンライズフレイムが重賞初制覇を狙う
 中京7Rはダート1400mの東海S(GIII)。サンライズフレイムはこれで12戦連続の1400m戦。2走前のポラリスSを勝っていて、3走前にはGIII・根岸Sで4着の実績もある。ここでは力上位で、重賞初制覇を狙う。対するは昨年のプロキオンSの勝ち馬ヤマニンウルス、現在4連勝中と勢いに乗るビダーヤなど。

■札幌日経賞でスティンガーグラスが巻き返しを狙う
 札幌11Rは芝2600mの札幌日経賞(L)。スティンガーグラスは前走の目黒記念で11着に敗れたが、セントライト記念5着などここに入れば実績上位。馬場も合いそうで、巻き返しが濃厚。対するは菊花賞7着で休み明けを叩かれたシュバルツクーゲル、立て直されての巻き返しが期待される良血マキシなど。

■ポプラSで本格化ムードのマッシャーブルムがVを狙う
 札幌10Rはダート1700mのポプラS(3勝)。マッシャーブルムは中央復帰戦の3走前こそ10着と大敗したが、2走前の高瀬川S、前走の博多Sと連続2着。完全に軌道に乗った。外枠からスムーズに運んで、今度こそ勝ち切りたいところだ。対するは昇級戦の前走でも4着と健闘したラタフォレスト、前走を勝ち勢いに乗るドバイブルースなど。

■豊栄特別で無傷2連勝のデンクマールが始動
 新潟6Rは芝1600mの豊栄特別(2勝)。デンクマールはデビューから無傷の2連勝を飾っている素質馬だ。今回は約7カ月半ぶりの実戦となるため状態面が鍵となるが、そのポテンシャルは高く、休み明けでもいきなりから注目が必要だろう。対するは近2走連続2着のチェルノボーグ、GIIで3着の実績があるコートアリシアンなど。

■木曽川特別で素質馬ヤングスカーレットが登場
 中京6Rは芝2000mの木曽川特別(2勝)。ヤングスカーレットはデビューから無傷の2連勝と、まだ底を見せていない魅力的な素質馬だ。今回は10カ月以上の長期休養明けとなるが、能力は確かで、初戦から目が離せない。対するは2連勝で勢いに乗るヴァリディシームス、ダートで勝って芝に戻る良血馬シャハザマーンなど。

■中京5Rでエンベッカが初勝利を狙う
 中京5Rは芝1400mの3歳未勝利。エンベッカは半姉にオークス馬シンハライトを持つ良血馬。前走は5着に敗れたが、一度使われた今回は血統背景からも変わり身が大きく期待される一頭だ。対するは2走前に3着と好走歴のあるキーブリーゼ、デビューから善戦を続けるメイショウセイロウなど。

■新潟3Rの新馬戦でソールオリエンスの半妹フィロステファニなどがデビュー
 新潟3Rは芝1600mの新馬戦。
・半兄に23年皐月賞など、重賞2勝を挙げたソールオリエンス(父キタサンブラック)、半兄に20年富士Sを勝ったヴァンドギャルド(父ディープインパクト)がいる、エピファネイア産駒のフィロステファニがR.キング騎手でデビューする。
・半兄に21年南部杯などJpnI2勝を含む重賞4勝を挙げたアルクトス(父アドマイヤオーラ)がいる、サングレーザー産駒のゴールデンブラッドが戸崎圭太騎手でデビューする。
・19年フローラS(GII)を勝ったウィクトーリアの仔でサートゥルナーリア産駒のペルウィクトールがC.ルメール騎手でデビューする。

■中京3Rの新馬戦でメイショウムラクモの半弟リントゥラウルなどがデビュー
 中京3Rは芝2000mの新馬戦。半兄に21年レパードSを勝ったメイショウムラクモ(父ネオユニヴァース)がいる、キズナ産駒のリントゥラウルが武豊騎手でデビューする。

■地方競馬で2重賞
 ・盛岡競馬場では18時20分にせきれい賞(重賞)が行われ、前走で重賞3着のカナオールウェイズなどが出走する。
 ・金沢競馬場では19時15分に百万石かがやきナイター賞(重賞)が行われ、2走前に石川優駿を制したビバロジータなどが出走する。