――ご褒美?
【本宮】「いつも男ばっかり撮っていて、もう嫌だ」って言ってるので(笑)。基本的にアイドル好きの陰キャみたいな監督なんですよね。この辺でちょっとご褒美的に、きれいな女性を撮らせてあげたいなという思いがあってのことです。

――これまでのねぎらい的な?
【本宮】もちろん、そういうことです。何年か前に心筋梗塞で結構危ない思いをしたので、もうほんとに飴と鞭を使っていかないと、死んでしまうんじゃないかなと思ったので。

――そんな、今回のドラマの見どころを教えてください。
【本宮】今回、(本宮演じる)氷室と田村で事件を解決していくだけではなく、そこに警察が絡んでいくんですが、その警察と2人の距離感がどんどん変化していって。回を追うごとに変わっていく感じなんかも、見どころの1つじゃないかなと思います。

【山口】刑事だろうがヤクザだろうが、人として外れた人間に対しては…。普通の視聴者としてニュースを見ていても、なんで解決できないんだろうと思う中で、職業や身分は関係なくどう解決していくか、しっかりと描かれていると思うので、そこが見どころですね。

――最後にちょっと余談なのですが、もう何年も前から、本宮さんの“芸能界ケンカ最強説”がまことしやかにささやかれています。ご自身では「そんなことない」と謙遜されているようなのですが、芸能界に入る前からの盟友である山口さんからみていかがですか?

【山口】そんなことありますよ(笑)。強い。

【本宮】まだそれ言うの(笑)。

【山口】でも、もうそんなこと言う歳でもないしね。

【本宮】(記者に向かって)1回やってみましょうよ、俺と。体験したほうが早い(笑)。

【山口】(おろおろする記者に)俺、2、3回やっていますけど…秒殺ですよ(笑)。

【本宮】(山口をみながら)うれしそうな顔して(笑)。