映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)で、シリーズ初の女性主人公に抜てきされたスカーレット・ヨハンソン。幼少期からシリーズの大ファンだった彼女にとって、出演は長年の夢だったそうで、「最初の5分で死ぬ役でも構わない!」とシリーズの生みの親、スティーヴン・スピルバーグに直談判したことが、今回の出演につながったという。

 「映画館に行き始めたばかりの頃に『ジュラシック・パーク』を観に行った記憶があります。この15年間、シリーズに関するものはくまなく追いかけて、映画が製作されると聞くたびに出演をアピールしてきましたが、全くうまくいきませんでした」とヨハンソンは振り返る。

 転機が訪れたのは、本作の製作の噂を耳にしたときだった。今度こそ夢を実現させたいと、ヨハンソンはスピルバーグに直接連絡を取り、面会を申し出たという。「どうしてもこの映画に出たいんです。最初の5分で死ぬ役でも構いません! 子どもの頃からの夢なんです! 私にやらせてください! あっと言わせてみせますから」と熱意をぶつけた。

 その想いを受け取ったスピルバーグはキャスティング会議で彼女の名前を提案。ギャレス・エドワーズ監督は当時を振り返り、「スタジオでゾーラ役について話していた時、スティーヴンが『実はスカーレット・ヨハンソンが何ヶ月も前からこのシリーズに出たいと言っていて、会う度にその話しかしないんだよ』って(笑)。それを聞いて僕は『それならもう彼女に連絡しましょう! ピッタリじゃないですか!』と即答しました」と明かす。