種崎も「ファンの熱量がすごく、吹替で台無しにしてはいけないと思い、全力で臨みました。とても丁寧に収録が進められたので、ぜひ吹替でも観てほしい」と語った。「クリプトが大活躍で、本当にかわいくて、なくてはならない存在でした。見終わった後は顔が筋肉痛になるくらい見入ってしまって。一瞬も目が離せない作品です。実は私自身、小さい頃からスーパーマンという存在は知っていたものの、これまで作品をきちんと観たことはなく、スーパーマン初心者だったんですが、そんな私でも最高に楽しめました」と、予備知識がなくても楽しめる点をアピールした。

 浅沼は、マーベル・コミック原作映画「X-MEN」シリーズでニコラス・ホルト出演時にも吹替を担当しており、「出版社をお引っ越ししてまで、またできるなんて光栄」と感慨深げに語り、「スーパー・ヴィランのルーサーにも注目してほしい」と呼びかけた。

 イベント終盤には来場者とともに「この夏はスーパーマン!」と大コールをして締めくくり、会場は大きな拍手に包まれた。

 ジェームズ・ガン監督ならではの音楽・演出、そしてキャラクターたちによる新たなスーパーマンの物語を、字幕版はもちろん、キャスト陣の熱演が光る日本語吹替版でもぜひ楽しんでほしい。