俳優・磯村勇斗が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(毎週月曜 後10:00)が、きょう14日に放送スタートする。主題歌は、ヨルシカが新曲「修羅」を書き下ろした。

 ドラマタイトルの略称は『ぼくほし』。連続テレビ小説『あさが来た』、大河ドラマ『青天を衝け』など、数々のヒット作を世に送り出した脚本家・大森美香氏が書き下ろすオリジナル新作。

 独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公の白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(堀田真由)、理事長・尾碕美佐雄(稲垣吾郎)、さらに生徒や教員たちが物語を織りなす。

 ドラマは「宮沢賢治」がキーワードとなる。主題歌を担当したヨルシカは、物語性に富んだ楽曲が特徴的だが、「修羅」は宮沢賢治の詩集『春と修羅』をモチーフに制作された。ドラマ初回放送内で初披露される。

■n-buna(ヨルシカ)コメント
宮沢賢治の「春と修羅」が好きでした。
四月の気層のひかりの底を
唾つばきし はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
この一節がいつでも心に残っていて、同時に感じるのは風のイメージでした。春になって、風が吹くとよくこれを思い出します。ドラマにも宮沢賢治の作品がモチーフとして出てきます。「春と修羅」をささやかな共通項として、ヨルシカの作品と、ドラマの二つが柔らかく交わるようなものになっていれば幸いです。