被爆電車に乗って、子どもたちが広島の復興を学ぶ特別運行が行われました。車内では、原爆が投下された日に、「命の水」を届けた一人の水道局職員の物語が、紙芝居で紹介されました。
23日、広島市水道局が主催し、広島電鉄やRCCが協力して行われた特別運行は、小学生の家族連れ27人が乗車しました。

紙芝居で紹介されたのは、原爆が投下された日の物語です。被爆し火傷を負いながらも1人の職員が懸命に復旧作業を行い、その日の内に水を届けました。この物語は「命の水」として語り継がれています。
途中で寄った広電西広島駅では、実際に紙芝居の中で出てきた水道水が振る舞われ、参加者達は味わっていました。
参加したこども
「冷たい」
参加したこども
「水道の話聞いた後は、水道水が一番おいしい」
その後、被爆から3日後に走った一番電車のルートを通り原爆ドームまで向かいました。
広島市水道局 六車あゆみさん
「広島の水道水が断水せず、広電の電車も3日後には普及し、同じように希望の光になったということを、実際に知っていただけてとても良かった」