岡山県は東京都港区のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で、今年栽培開始150年を迎えた特産の桃とブドウを使用した期間限定の定食を提供している。メニューは人工知能(AI)が考案し、美咲町出身のアイデア料理研究家makoさんがレシピを監修。夏らしく爽やかで斬新な味わいが楽しめる。29日まで。
メニューは「桃とブルーチーズの焼き春巻き」と「ぶどうとクリームチーズの味噌(みそ)田楽」の2種類。焼き春巻きは濃厚なクリームソースと白桃の甘みが調和し、エビや鶏肉入りでボリュームもある。味噌田楽は厚めに切った豚肉に、クリームチーズと一緒にピオーネとシャインマスカットをのせ、見た目も楽しい。
AIが「この世にまだない」「人間には思い付かない」といった条件から発案し、makoさんが実用的なレシピに仕上げた。makoさんは「桃もブドウも岡山が誇るおいしい食材。華やかなうまみの一皿になった」とアピールする。
どちらもメインディッシュにご飯やサラダ、スープ、デザートの果物そのものを添えて提供する。1日各5食限定で、値段はともに3300円。問い合わせはアンテナショップ2階のビストロ・カフェ「ももてなし家」(03ー6280ー6475)。
(角南邦彦)