阪神が22日に獲得を発表したラファエル・ドリス投手(37=四国・高知)が23日、兵庫県尼崎市の2軍施設で早速、練習を行った。ブルペンで投球練習も実施。平田2軍監督は、25日からのウエスタン・リーグ、広島3連戦(由宇)での登板に前向きな考えを示した。

 「そらそうでしょ。今までプレーせずに来たわけじゃないんだから。そのために7月の期限までに獲ったんだから。今日、見られなかったけど、ブルペンで投げたということは体調が良いということだし、後はゲーム感。ファームでしっかり慣らしてということ」

 入団発表即合流の次は即実戦へ――。それが可能なほど体はできている。5月27日に甲子園で開催された独立リーグ連合との交流試合で登板した時と比べ、平田2軍監督は「全然シェイプアップしてたよ」と体の締まりを確認した。四国・高知の公称体重106キロからの減量に成功したと受け取れる。虎に最後に在籍した19年が109キロ。当時よりもシャープになって虎に復帰したようだ。

 16年からの在籍4年で通算96セーブを挙げ、17年にはセーブ王に輝いた。その輝きを発揮できれば、独走態勢がさらに加速する。(倉世古 洋平)

 ≪高橋や才木らと6年ぶり旧交温める≫

 〇…かつてのチームメートを温かく受け入れた。ドリスと2年間重なっている高橋は「人見知りですよね?あの人。でも、周りを凄く明るくする存在だと改めて思いました。(あいさつをしたら)“おまえ、なんか見たことあるぞ”という反応をしてくれた」と感心しきり。3年重なっている才木は「“お、ベテランの…”と言ってきたので、時がたったと思った。凄くやせていた」と6年ぶりの再会を喜んだ。