◇インターリーグ ホワイトソックス 12―5 カブス(2025年7月25日 シカゴ レートフィールド)

 カブスは25日(日本時間26日)、同じシカゴに本拠を置くホワイトソックスとの「クロスタウン・クラシック」に敵地で5―12と完敗した。先発の今永昇太投手(31)が3本塁打を含むメジャー自己ワーストの12安打を浴びて7失点し、自己ワーストタイの3回0/3降板で4敗目(7勝)を喫した。

 今永は初回、1番・マイドロスに左翼ポール際へ先頭打者本塁打を打たれ、さらに4本の安打を許していきなり3失点。2回にも9番・モンゴメリーの右越えソロ、4番・ベニンテンディの中前適時打で2点を与えた。4回、先頭の2番・スレーターに中越えソロ、3番・クエロに左越え二塁打を打たれたところで交代を命じられた。

 今永は試合後、「自分の思ったように体が動かせなくて、コントロールもよくなかったですし、一貫性を持った投球ができなかった」と厳しい表情で振り返った。左太腿負傷による離脱から復帰後は球速が伸びておらず、「そこが改善点ではあるけど、今日は自分の体のコンディションの中で合わない部分があったので、そういう結果になってしまった。同じ球速でもより速く見せたり、ストレートを失投しないような工夫ができていたが、今日はそういうボールを数多く出せなかった」と自己分析した。

 試合までのコンディションについて問われると「こういう体の状態は何度もあった。そのたびにうまく切り抜けられてきたが、今日は相手の工夫を自分が上回れなかったので、もっと自分のスキルを磨いていく必要がある」とコメント。この状況で得たものについては「今日は全てのボールのフィーリングがよくなかった。四球はなかったが、ストライクゾーンに集めすぎた反省があるので、四球を出してもいいから点数を低く抑えることを今後やりたい」と話した。