◇クラブ創設30周年記念チャリティーマッチ バルセロナ3―1神戸(2025年7月27日 ノエスタ)

 27年1月からの神戸加入が決定しているDF入江羚介(順大在学中)が、バルセロナ戦で“プロデビュー”を果たした。1点ビハインドの後半33分から左サイドバックで出場。同38分にはロングスローでCK獲得につなげた。

 25日に入団が発表され、同時に特別指定選手として承認。メンバー入りは前日26日に伝えられたという。「サッカー選手冥利に尽きる幸せな時間でした」。初実戦がバルセロナ戦となったが、実は海外選手の名前はほとんど分からない。「あまり選手に詳しくなくて、すごい選手はいるんだろうなとは思ったんですけど、自分に集中してして試合に入れた。上を目指すためには、ここで爪痕を残さないといけないと思っていた」。ロングスローも「皆は知らなかったけど一応できるので…。無理やり“投げさせて”と言って、やらしてもらった」と言ってのけた。

 今後については大学の試験を受けるために一旦帰京。8月上旬に再び神戸の練習に参加する予定だ。「大学に戻らず、こっち(神戸)に来て欲しいと思わせるプレーをしてやろうという気持ち」。攻撃力が魅力のサイドバックは、どこまでも強心臓だ。