デマーカス・カズンズはNBAでサクラメント・キングスやニューオリンズ・ペリカンズなど、計8チームに在籍。208cmのビッグマンはキャリア11年間で平均19.6点、10.2リバウンド、3.0アシストを残し、オールNBAチームに2回選出、オールスターには4回出場した。

 2018年オフ、フリーエージェントとなった当時27歳のカズンズは、2連覇中の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと契約。実力は申し分なかったが、前のシーズンにアキレス腱を断裂する大ケガを負っていた影響で、他球団から魅力的なオファーが届かなかった。そのため、自らウォリアーズのフロントや主力選手にコンタクトを取り、最終的に1年530万ドルの格安契約でチーム入りを果たした。

 加入1年目の2018−19シーズン、カズンズはケガの影響で30試合の出場にとどまったが、平均16.3点、8.2リバウンド、3.6アシスト、1.3スティール、1.5ブロックと存在感を発揮した。

 ウォリアーズでは、ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというスター選手と共闘。カズンズは、彼らとプレーするのは「簡単」である一方で、「誰にパスを出すか迷うほど難しい」とも感じたようだ。

 6月下旬、元NBA選手のテオ・ピンソンと友人のAJ・リチャードソンがホストを務めるポッドキャスト番組『Run Your Race』に出演したカズンズは、ウォリアーズでは「誰にパスすべきかわからなくなる場面が何度もあった」と告白。