FIFAクラブワールドカップは現地時間7月8日と9日に準決勝が行なわれ、フルミネンセはチェルシーに0-2で敗退。もう一方ではパリ・サンジェルマンがレアル・マドリーを4−0で退けた。これで唯一の南米勢が消え、決勝は大方の予想通り、欧州のビッグクラブによる対決になった。

【動画】チェルシーがジョアン・ペドロの2発で決勝進出! 準決勝フルミネンセ戦ハイライト

 とはいえ、今大会ではブラジルのクラブが躍進を遂げたことが、大きな話題のひとつとなった。フルミネンセは、自前で育てたカンテラーノであり、チェルシーにはわずか1週間前に加入したばかりのジョアン・ペドロに2ゴールを決められて引導を渡されるという皮肉な結末を迎えたものの、レナト・ガウショ監督は「ブラジル・サッカーの信頼性は、かなり力強く回復したと思う。フラメンゴ、ボタフォゴ、パルメイラスといった素晴らしいチームのおかげだ。そして、我々は準決勝に進出した」と胸を張る。

 同国の総合メディア『Globo』もこのトレンドに注目。記事の中では、スポーツインテリジェンスを専門とする企業「トゥエンティ・ファースト・グループ」による調査結果により、ブラジルの国内リーグ「ブラジレイロン」(通称)がプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、そしてリーグアンに次ぐ「世界で6番目に優れたリーグ」、また「競争が最も拮抗しているリーグ」では、MLSに次いで2位であると報じた。