巨人のマレク・フルプが7月12日、チェコ出身選手としてNPB史上初の支配下登録となり、DeNA戦で公式戦デビューを飾った。「7番・右翼」でスタメン出場して4打数無安打と安打こそなかったものの、歴史的な一歩を踏み出した。

 大学、独立リーグ時代を過ごした米国でも、巨人での公式戦初出場が話題となった。『World Baseball Network』は、「マレク・フルプ、巨人でNPB歴史的デビューを果たす」と報じ、アマチュア時代や、チェコ代表として出場した2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での活躍など、ここ数年の歩みを振り返った。

「ついに巨人の一軍昇格を勝ち取った。NPB史上初の『ヨーロッパ生まれ・ヨーロッパ育ち』の野手として名を刻んだ。わずか2年でディビジョンIIの大学野球から、日本球界で最も伝統ある球団のスタメン右翼手へ。その急成長ぶりは驚異的だ」

【画像】『日向坂46』のエース・小坂菜緒さんが“制服姿”でノーバウンド投球!
  さらに同メディアは、「2026年のWBCでもチェコ代表の外野手として出場するだろう。しかも会場は、運命を大きく変えた東京ドームだ。チェコ代表はチャレンジャーとして大会に臨むが、すべてがうまくかみ合えば躍進する可能性もゼロではない」とWBC1次ラウンド・プールC(日本、オーストラリア、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイ)での活躍を期待した。