現地時間７月16日、シカゴ・ブルズの河村勇輝がNBAサマーリーグ第４戦に臨み、ミルウォーキー・バックスと対戦。途中出場で９得点、６アシストを記録し、102−96の勝利に貢献した。

　第１クォーター残り３分52秒にコートインした河村は、３ポイント２本を含む３本のフィールドゴールを試投するも序盤は決められず。それでも第２クォーター、残り７分56秒にミッドレンジからのジャンプショットを沈めると、一度交代したあとの前半残り２分26秒には好守によるスティールからレイアップを成功させた。

　本領を発揮したのは６点ビハインドで迎えた第４クォーター。開始から出場した河村は、最初の攻撃でドライブからの鮮やかなキックアウトパスでマオジーニャ・ペレイラの３ポイントを演出。直後にもスティールからの速攻でペレイラのダンクをお膳立てすると、その後も鋭いノールックパスで再びペレイラのダンクを生みだした。
 　これで逆転に導くと、残り６分41秒には自ら３ポイントを沈め、勝利に貢献。第４クォーターだけで６アシストと存在感を示した。

　河村は24分３秒間のプレーで３ポイント３本中１本成功を含むフィールドゴール９本中４本成功の９得点。チーム最多の６アシストに３リバウンド、２スティールをマークした。なお、ブルズと２WAY契約を結ぶジャミア・ヤングはゲームハイの37得点をマークしている。

　４試合で２勝２敗のブルズは次が最終戦。18日（日本時間19日）にユタ・ジャズと対戦して全日程を終える。

構成●ダンクシュート編集部河村勇輝がダブルダブルの活躍でブルズの勝利に貢献！富永啓生は出番なく、“日本人対決”は実現せず＜DUNKSHOOT＞