男子テニスの人気選手ニック・キリオス(オーストラリア)が、元世界ランク1位のラファエル・ナダル氏(スペイン)に対する過去の行いを謝罪し話題となっている。
破天荒な行動で知られるキリオスは、英国メディア「トーク・スポーツ」に過去の悪行について告白した。2017年のチャイナ・オープン決勝で大レジェンドのナダル氏と対戦。2―6、1―6で敗れた。
キリオスは「彼は北京の決勝で僕を倒し、僕を破壊した。本当にいい1週間を過ごしていた。北京の決勝戦、かなり大きな大会だった。そして、ナダルにやられてしまった」。失意のどん底に落ちたキリオスは、ホテルにチェックインした後、復讐を決意。「その夜はワインを飲み、仲間とも何杯かお酒を飲んだ。そしてこう思った『あの男は私を破壊した。おそらくその週に100万ドル(約1億5000万円)以上稼いだ」と。
そして「私はこう思った。ルームサービスを全部ナダルの部屋につけてしまえ、と。ホテルのレストランにいたんだけど、支払いをすべてナダルの部屋に付けて『ナダル』とサインをしたんだ」と、支払いすべてをナダルに押し付けたと告白した。
「ウェイトレスは知らなかったから。今日に至るまで、もし君が僕からこの未払いの2、3千ドル(約30万〜45万円)の請求書を受け取ったのなら、ラファには申し訳ないと思っている。でも実際のところ、僕は全然申し訳ないと思っていない。だってかれはすごい稼いでるんだから」と正直に白状した。
ちなみにこの話は「これまで誰にも明かしたことがない」そうだ。