イングランド・プレミアリーグで日本代表MF鎌田大地(28)の所属するクリスタルパレスは欧州サッカー連盟(UEFA)により新シーズンの欧州リーグ(EL)参戦を認められなかったことを不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。22日にCASが受理したことを発表した。

 クリスタルパレスは5月にイングランド協会(FA)カップを初制覇しEL出場権を獲得。しかし同じくEL出場権を得たフランス1部のリヨンとの間で同オーナーによる複数クラブ所有に関する規則違反があったと判断された。これにスティーブ・パリッシュ会長は「決して正しい判断とは思っていない。(共同オーナーの)ジョン(テクスター氏)がクラブに対し、影響力を持っていなかったことは明白です」と反発していた。

 英メディア「BBC」は「クリスタルパレスは控訴の中で(繰り上がりでELに出場予定のノッティンガム)フォレストがリヨンの代わりにELに復帰することを要求した」と報道。決定は8月11日までに下される見込みという。