【7月27日・日曜中京3R=芝2000メートル】
父スワーヴリチャードと同じ庄野厩舎からデビューするクールドリオン(牡2)。庄野調教師も「お父さんに似ている」と期待を寄せる素質馬で、跳びが大きく、切れ味のある走りは良質のバネを感じさせる。「オン・オフがしっかりしている」と気性面も上々だ。
17日の1週前追い切りでは直線、併せた僚馬2頭を一瞬でかわし去り、栗東ウッド6ハロン83・0―11・0秒の好時計をマーク。騎乗した坂井も「良かったです。最後もしっかり伸びていましたね。乗りやすいのもこの馬のいいところだと思います」とポテンシャルの高さを評価する。
昨夏の中京開幕週に芝2000メートルで新馬勝ちを決めたカムニャックは、今春のGⅠオークスを制覇。今年も大物誕生なるか、注目だ。
著者:西谷 哲生