ゆうあいクリニック(北新横浜)でジャカランダの青紫色の花が咲いており、道行く人の目を楽しませている。
ジャカランダは世界三大花木の一つ。南米原産で、通常は5月〜6月に花を咲かせる。宮崎県日南市南郷町で見ることのできる約1000本の群生林は日本唯一と言われている。
日南市出身で、土地所有者の望月文夫さんが6月に、南郷町のジャカランダ農家の元に訪問し、花木を30本購入して植え付けた。購入した品種は「日南ブルー」。流通量の少ない接ぎ木、矮性(草丈が低い性質)で二度花が咲く。
北新横浜地区は元々広大な農地だったが、地下鉄と首都高の建設のために土地整備された。望月さんら地権者が、1997年頃に「街づくり協議会」を立ち上げ街の形を構想。長年、世界三大花木を植えることで「北新横浜がもっと有名になれば」という思いを持っていた。7年程前から敷地内で栽培していたが、寒さに弱いため0℃以下になると枯れることもあり、年を追うごとに花が減っていったという。
花祭りの構想も
今回新たに植えた花木は、現地で毎年開花していたもので、7月〜8月にかけて花を楽しめる。来年の開花については今年の冬の寒さによって変わるが、来年6月頃に再び花が開く予定。それに合わせて「花祭り」というイベントを開催しようと構想を練っているという。望月さんは、「立派な大きさの花木です。来年は花祭り(の開催)を目指します」とした。