末広小学校(吉田正也校長)体育館に7月から、実証実験で体育館向け空調システム「そよ風アリーナ」(冷暖房・換気)が設置されている。市内の学校体育館に空調設備が設置されるのは今回が初めて。市内に空調設備の製造拠点を有し、2023年に市と災害協定を締結している新晃工業株式会社(末永聡代表取締役社長)の提案により、今回実証実験が行われることになった。

7月7日には、冷房の効いた体育館で3年2組の児童38人と秦野支援学校末広校舎小学部の児童2人が合同で体育の授業を受けた。

授業では、バレーボールに類似した球技「フロアボール」を実施。3年2組の玉木ゆずかさんは「休憩など熱中症対策に使う時間が減って、体育できる時間が増えてうれしい」。長谷川絹人さんは「汗も減って楽しく体育できるようになった」と感想を話した。

実証実験は来年3月末までの9カ月間実施され、効果やランニングコストなどを踏まえ検証が行われる。