富山湾で漁師がひきあげた網に入っていたオニオコゼ。たいていは黒や灰色をしているはずが…漁師も驚くほどの“黄金色”でした。この“ありがたい”オニオコゼの提供を受けた水族館は、多くの人に見て幸福になってもらいたいと特別展示を企画しています。

漁師を驚かせたのは、全身が黄金色に輝く、体長約20センチのオニオコゼです。

このオニオコゼは6月27日朝に、富山県東部の入善町沖の刺し網漁に出た漁師が、網をひきあげたところで発見し、魚津水族館(富山県魚津市)に提供しました。

魚津水族館によりますと、オニオコゼは水深200メートルほどまでの浅瀬に生息する魚で、普段はあまり泳ぎ回ることなく、海底で小魚などを待ち伏せし、素早く捕食します。

また背びれには毒があり、刺されると激しい痛みや手が腫れるなどするため、注意が必要です。

体色は本来、黒や茶色、灰色など外敵から身を守るために目立ちにくい色をしていて、金色の個体は非常に珍しいといことです。

魚津水族館は「見た人が幸福になるような珍しい魚なので、ぜひ見に来てください」としています。

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このオニオコゼは“ラッキーセブン”にちなんで、令和7年7月7日から魚津水族館2階で展示されます。