2人の女の子の母親でもある、イラストレーターとして活躍中のオカン羊(@shimizoon)さん。道行く人に、突然赤ちゃんを抱っこさせて欲しいとお願いされたら?創作漫画『主義』を紹介するとともに制作の経緯を聞く。


■「抱っこさせて〜」突然知らないおばさんに言われたら?

『主義』01
『主義』01 / 画像提供:オカン羊(@shimizoon)

赤ちゃん連れのおでかけは、思わぬ出会いや会話のきっかけとなる。道行く人から「かわいいわね」「何カ月?」と声をかけられ、知らない人とも会話が弾む。そんな“ほっこり”がうれしい反面、ときには戸惑うことも。

『主義』02
『主義』02 / 画像提供:オカン羊(@shimizoon)

今回話題になったのは、オカン羊さんの漫画『主義』で描いたある出来事。本作の元ネタは、「娘がよちよち歩きの1歳くらいのとき、近所のスーパーに買い物にいくためお散歩していました。そのとき、後ろから近づいてきたおばあちゃまがいつの間にか娘の手を繋いで歩いていたんです。最初に人の気配がして、『あれ、邪魔かな?すみませんお先にどうぞ…』と道を譲ったら、『え?娘と手を繋いでる!?』ということがありました」と、話す。気づいたら娘を中心に3人で手を繋いで、お散歩しているような構図になっていたそうだ。

「突然のステルス家族ごっこにびっくりして、『おああぁぁ!』みたいな声が出てしまったんです。ここでようやくおばあちゃまが『お散歩してるの?かわいいねぇ』と声を出してくれたので、子どもを愛でたい人なのだとわかりました。『びっくりするから、まず親に声かけてね』と、話して雑談して別れましたが、本当にびっくりしました。日本語の通じる相手でよかったです」と経緯を語る。