創作最強論
創作最強論

自分が発達障害グレーゾーンである悩みから、自分の居場所を「創作活動」に見出したマンガが話題となっている。

この漫画を公開したのは、日常生活での “生きづらさ”を描いた漫画をSNSで発表している漫画家・クロミツさん(@kuromitsu1510)。「発達障害グレーゾーン」と「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」を合わせ持ちながらもそれと向き合う漫画には、同じ悩みを抱えている人たちから多くの声が届いている。



■自身の体験をエッセイ漫画として描く“意義”
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本作では、発達障害グレーゾーンである作者・クロミツさんが、自身の「居場所」をどう見つけたかが描かれている。社会との接点に戸惑いを感じやすい立場でありながら、「創作」という行為がその苦しみを和らげ、日常に意味を与えるものであることが、ストレートに伝わってくる。

創作に没頭し、頭をフル回転させて何かを生み出すこと。それは、つらさや疎外感を「昇華」する手段となり、心の栄養源にもなっている。読者からも「創作を通してメンタルに栄養が行くと言うのは実感している」という声が寄せられ、完成した作品を自ら楽しむことが、自己肯定感を育むことにもつながっているようだ。

本作の「発達障害グレーゾーン」というテーマに対して、特別な使命感は持っていなかったというクロミツさん。しかし、「人に理解されにくい悩みを描くことで、漫画を読んだ人と想いを共有できるという意味では、“意義”があるのかもしれない」と自身の考えについて話してくれた。