国は、山口宇部空港を自衛隊が訓練などで使用できる「特定利用空港」に指定することを検討しています。

市民団体が求める住民説明会について、県は、「国への要請は考えていない」としました。

「特定利用空港」は、防衛体制強化のために、自衛隊が普段から訓練などで円滑に使えるようにするもので、国は山口宇部空港の指定を検討しています。

これに対し、宇部市の市民団体は、地域の軍事的緊張を高めるなどとして反対を表明していて、住民説明会の開催を国に要望するよう、県に求めていました。

きょうの市民団体への回答で、県の担当者は、地元の関係団体に説明は済んでいて、新たな説明会開催を国に求める考えはないと話しました。

これに対し市民団体側は、請願活動などを通じて、特定利用空港指定への反対の声を上げ続けたいとしています。