イギリスとインドは、相互に関税を引き下げる貿易協定に調印しました。トランプ関税による世界経済への影響が懸念される中、連携強化を目指します。
【映像】握手するスターマー首相
「イギリスがEUを離脱して以来、最大かつ最も経済的に重要な貿易協定です」(英スターマー首相)
イギリスとインドが24日に調印した自由貿易協定では、イギリスからの輸出品のうちの9割の関税が引き下げられます。なかでもウイスキーは150%から段階的に40%へ、自動車は最大110%から一定数まで10%となります。
インドからの輸出品では、衣類や冷凍エビなどの関税が撤廃され、両国の貿易額は2040年までに約5兆円増加すると試算されています。
イギリスは、高い経済成長率を誇るインドとの連携を強化したい考えです。(ANNニュース)