県内では連日クマの目撃が相次いでいます。

24日朝は、秋田市の中心部、千秋公園でもクマが目撃されました。

今年は、エサ不足でクマの出没が増える恐れがあり、県は最高レベルの注意と対策の徹底を呼びかけています。

24日朝、クマが目撃されたのは千秋公園の北側です。

熊谷奈都子記者

「クマは、こちらの神社の裏手にある竹やぶの中で目撃されました」

警察の調べによりますと、24日午前8時15分ごろ、ランニングをしていた20代の男性が、約30メートル前方にクマ1頭がいるのを目撃しました。

クマの体長は約70センチで、その後の行方は分かっていません。

23日午後8時すぎには、千秋公園の目撃地点から約800メートル離れた秋田大学手形キャンパス内でも体長50センチほどのクマが目撃されています。

さらに約800メートル離れた旭川にかかる橋のたもとでは、17日にクマと乗用車が接触する事故も起きていました。

いずれも同じクマなのかどうかはわかっていません。

今年は、クマにとって重要な食料となるブナの実の大凶作が予測されていて、エサ不足が深刻化する恐れがあります。

県はいつでも・どこでも・誰でもクマに会う可能性があるとして、最高レベルの注意と音を立てて人の存在をアピールするなど対策の徹底を呼びかけています。