東京都八王子市の「スーパーナンペイ大和田店」で1995年7月、女性店員3人が射殺された殺人事件は未解決のまま、まもなく30年を迎える。被害者の矢吹恵さん(当時17)が通っていた桜美林高校(同町田市)で26日、追悼礼拝が開かれた。

 会場には当時2年生だった矢吹さんの写真と、いつも明るくて笑顔だった矢吹さんをイメージしたひまわりの花が供えられた。教員や同級生、元刑事ら約30人が参列し、黙禱(もくとう)を捧げた。

 司会を務めた当時学年主任だった伊藤孝久さん(74)は「いつも7月になると矢吹さんを思い出す。30年経っても50年経っても犯人は逮捕できますから、なんとしてでも事件を解決してほしい」と語った。