愛媛県新居浜市は、市の出身で市外に住む学生に地元の産品などを贈る「ふるさとにいはま便」の箱詰め作業を始めた。
贈る対象は大学、短大、専門学校に通う1年生(30歳未満)。2022年から始め、昨年までに約1200人に贈った。今年は先着200人に対し、すでに約120人からの申し込みがあったという。
市観光物産協会の職員らは6月30日、郷土菓子の「別子飴」などの食料品約10品(3千円相当)のほか、市内の会社案内や就活読本などを箱に詰めた。
協会の渡邉吉也専務理事(68)は「特産品を味わって新居浜を思い出してもらい、できれば戻って来て地元で就職してもらえれば」と話す。作業に立ち会った古川拓哉市長(46)も「ふるさとに対する思いを持ってもらい、何かしらの形で貢献しようと考えてくれたらなと思います」と語った。
にいはま便の希望者は市が運営するサイト「学生版全国にいはま倶楽部」への登録が必要。問い合わせは事務局の市シティプロモーション推進課(0897・65・1251)。(堀江泰史)