全日本スーパーフォーミュラ選手権第4大会は7月20日(日)、静岡県の富士スピードウェイで第7戦の決勝レースが行われ、終盤の非常に激しいバトルを制した太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が逆転で今季3勝目を飾った。2位は岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、3位はポールポジションからスタートした坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)となった。

 公式予選の後、約3時間ほどのインターバルで迎えた第7戦の決勝レースのスタート進行だが、開始前に珍しいトラブルが発生した。一度レコノサンスラップが行われた後、各車に取り付けられたトランスポンダーのバッテリートラブルが一部で発生。交換作業が必要となり、当初予定されていた15時15分からスタート時刻が大きく遅れることになった。15時10分から改めてレコノサンスラップが10分間行われ、42分遅れとなる15時57分にフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは、ポールポジションの坪井に対し、好スタートを決めた太田がTGRコーナーでトップを奪う。ただ1周目、左右から揺さぶりをかけると、13コーナーでアウトから豪快に太田をオーバーテイク。トップに返り咲きオープニングラップを終えることになった。さらに、太田の後方には4番手スタートの大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が浮上。佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が続いた。