7月20日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝レースが行われ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が勝利を飾った。2位には岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、3位には坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が入った。決勝後に行われた記者会見には、上記3名と優勝チームの村岡潔チーム・プリンシパルが出席し、それぞれが決勝レースを振り返った。


■太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)予選:2番手 決勝:優勝

「ここで僕が坪井選手を止めておかないと、残り2戦もその流れでそのまま勝たれてしまうと思っていました。僕が得意とする鈴鹿サーキットのような状況で、相手にひとつ土をつけるということは、メンタルスポーツのスーパーフォーミュラにおいて、チャンピオン争いするうえでも非常に大事な1戦になるだろうというのはレース前から感じていました」

「昨日も帰る時に、『明日は絶対勝つ』という話をしましたし、予選のトラックリミットのミスもチームに対して申し訳なかったです。それでも、レースペースだけを考えれば、前の方からスタートで来ていればレースで優勝できるはずだと思っていたので、そういった自信もありつつ、今日は勝つと自分に言い聞かせて臨みました」

「その中で予選・決勝とうまくまとめられたと思いますし、ライバルと同じタイミングでピットに入って、ガチンコで争って競り勝ったという部分が僕としては本当に嬉しいですね。これで自身6勝目ですが、今までの中でも、結構嬉しいと思える1勝になりました」