2025年F1第13戦ベルギーGPドライバー会見第一部には、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)の両ベテランが登場した。ヒュルケンベルグは前戦イギリスGPで、デビュー239戦目にして初表彰台を獲得。あれから3週間が経つが、本人は今もその喜びを噛み締めているようだった。

Q:イギリスGPから今まで、どんな思いで過ごしたのですか?

ヒュルケンベルグ:次のグランプリにすぐに飛び込むのではなく、少し時間が空いたので、あの週末をじっくりと振り返り、楽しむことができてよかったよ。信じられないほど素晴らしいレースだった。僕たちは正しい判断を下し、最後尾から追い上げて自分たちに報いることができた。本当にクレイジーで特別な経験だったし、レース後の反響も圧倒的だったね。700件を超えるメッセージやフィードバックが届いて、すべてを整理するのに1週間ほどかかったよ。

Q:所属するザウバーは、過去4レースに限ればレッドブルよりも多くのポイントを獲得しています。開幕時の絶不調から思えば、信じられないほどの飛躍なのでは?

ヒュルケンベルグ:この数戦が好調なのは間違いない。でも予選は、決して好調ではなかった。レースもドライコンディションだったら、まったく違う展開、まったく違う結果になっていただろう。その事実は忘れるべきじゃない。とはいえマシンの戦闘力は、確実に上がっている。なのでスタートポジションがベストでなくても、何かできると思っているよ。