白斑ができた子どもたちのために、人形を作り続けている男性がいます。
Instagram: @vovocrocheteiro
38歳の頃から、皮膚のメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する病気「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」を抱えています。
ジョアンさんは2018年以降、自分と同じ状況にある子どもたちのために、白斑の人形を作り続けてきました。
人形というリプレゼンテーションを通して、子どもたちの自尊心を高め、社会で自分の存在が認められていることを実感できるよう、後押ししてきたのです。
人形作りのきっかけは、孫へのプレゼント。その後、SNSを通して、ジョアンさんの人形は多くの人に知られるようになります。
PEOPLE 誌によると、ジョアンさんが人形作りを始めたきっかけは、孫に自分のことを覚えていてほしいという思いからでした。そして、白斑の特徴を取り入れた特別な人形をプレゼントすることにしたのです。
その人形の写真をネット上に公開すると、たちまち話題に。そして、注文の依頼が届くようになりました。
ジョアンさんが手がけてきた人形は、白斑だけではありません。
Instagram: @vovocrocheteiro
車いすや補聴器を使う人形など、子どもたちが抱えるさまざまな障がいを反映した人形を作ってきました。
さらに、肌の色に関しても、多様な人形を揃えています。