◇15日 サッカー 東アジアE―1選手権第3戦 韓国0―1日本(韓国・龍仁)
日本が宿敵の韓国をアウェーで破り、3戦全勝で2大会連続3度目の優勝を果たした。
日本は前半8分、敵陣左サイドのMF相馬勇紀(町田)が右足でゴール前へクロスを送ると、逆サイドで待ち構えたFWジャーメイン良(広島)が得意の左足ボレーをゴール右へ流し込んだ。
韓国が攻撃の圧力を高めた後半は守備に追われ、防戦一方の展開だったが、DF安藤智哉(福岡)、DF荒木隼人(広島)、DF古賀太陽(柏)の3バックを中心に粘り強く対応。同39分のピンチでは、今大会初先発のGK大迫敬介(広島)が左手1本のビッグセーブで救った。
初戦の香港戦でA代表デビューしたジャーメインは得点ランクトップの5得点。前回大会MVPの相馬はすべてジャーメインへのお膳立てで今大会3アシストを記録した。
通算対戦成績は日本の16勝23分け40敗(PK戦は引き分け扱い)。直近2試合(2021年親善試合、22年E―1選手権)では、ともに日本が3―0で勝っている。過去に2連勝は2度記録しているが、対韓国3連勝は初めて。
韓国メディア「スポーツソウル」電子版は、「攻撃カード総動員も衝撃の日韓戦3連敗」と詳報した。同メディア「OSEN」も、「衝撃の日韓戦3連敗の屈辱」と見出しを掲げ、リードを奪われた前半について「日本の精巧なパスワークに押されて中盤を失った。たまたま日本のボールを奪っても、逆襲の完成度が足りなかった」と指摘。攻撃に転じた後半に関して、「最後のクロスが精巧ではなかった。ゴールを作ることができる最後のパスが不器用だった」「ゴール決定力が大きく不足した」と敗因を挙げた。